バレエの起源

ダンスとは何だろう?
そんな疑問から、まず世界のバレエがいつ何処で登場したかを調べてみる。
誕生は17世紀のイタリア。
宮廷やサロンで芝居の間で演じられ、美しさと楽しさで観客を魅了したものが起源とされている。広場を舞台に貴族たち観客も参加できる「娯楽イベント」であった。
その後、フランスに渡り、太陽王ルイ14世が単なる踊りからアカデミックなものとして完成させる。特に言葉を使わない物語ダンスが発達していく。
その協力者としてバレエ教師・振付家シャルル・ボーシャンが肉体の美しさの追求する。ゆがみの無い上体、肩を後ろに伸ばした姿勢、腰から開く足の5つのポジションを編み出して肉体表現の可能性を高めた。
そして、世界へロシアへと伝わる。
やがて18世紀に入り、ダンサーの養成学校ができ、プロダンサーによる劇場空間で興行として上演され、上流階級の重要なイベントとなる。そして、徐々に民衆に近づいていく。