2006-01-01から1年間の記事一覧

芥川賞を読む

月刊誌で芥川賞受賞作・伊藤たかみ「八月の路上に捨てる」を読む。格差社会の底辺に生きる若者の仕事と離婚。男と女が生きるためにお互いを気遣いながらすれ違い気を病む。青春時代の漫画「赤色エレジー」を思い出した。

個を見つめるダイアローグ

「個」を見つめるダイアローグ作者: 村上龍,伊藤穰一出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2006/05/26メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 21回この商品を含むブログ (53件) を見る村上龍と伊藤穣一の対談。一丸になってめざす理想の十分成熟した世界に…

道後山クロカンパーク

ここも台風の余波で強風がアスリートの前をさえぎってくる。1800名もの老若男女が集い、高原の夏を楽しんでいた。

サウンドマリーナ

台風10号の影響で水溜りが残り風が舞う中、出島特設会場で夏の音楽野外ライブがある。アンジェラ・アキ、ELT、ゴスペラーズ、コブクロ、Home made 家族、SOLDOUTなどが夏を惜しむかのように広島の港を音楽で染めていく。

夕立

暑い夏、午前中はピーカンだったけど、午後から時々土砂降りの雨が通り抜ける。近くで雷も鳴り、中断する。 久々西カンでのゴルフ。トップ気味の打球ながらパットが入り87。こんなスコア最近出たことなかったな。シングルくんに右膝を動かさないようにとア…

UDON

UDON試写会に出かけ、やっぱりうどんを食べたくなる。カット割・CG展開など斬新な手法といろいろな布石と挑戦があって飽きない。でもシンプルにハートウォームな物語で終始してほしかったなあ。

第三の時効

第三の時効 (集英社文庫)作者: 横山秀夫出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/03/17メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 108回この商品を含むブログ (173件) を見る横山秀夫の短編集。事件が捜査課の中で繰り広げられる。悪を憎む直感・臭覚。3人の個性的な…

61年目の広島

原爆投下の日、式典に出かける。昨年より1万人少ない参列者だったけど暑い!広島の惨状を伝えるために世代を超えて様々な試みがされている。小泉首相も連続して参列しているが、暑さからかコメントに力がない。世界の何処かで戦争が行われている。人類が過…

東映アニメーション50周年展

今年8月は隔年開催の「国際アニメーションフェスティバル」が広島であり、街中アニメーションブームアップのひとつとしてNTTクレドホールで広島に縁の深い東映アニメーションの50周年記念展示会が開かれている。 ドラゴンボール世代でDVDが爆発的に…

吹っ飛ばせ!

黒田のダンスはみんなの不安を取り払ってくれる。「黒田育世ソロダンス&松本じろ」が暑い日の夕暮れ時、広島市現代美術館であった。ギターの音色と野外彫刻とのコラボレーション。搬入口・アバカノヴィッチ「ヒロシマ・鎮まりしものたち」・フェルナンド・…

爆発の爪あと

北海道・有珠山の噴火は2000年3月から1年後に終結を迎え、それから5年が経った。昭和新山からかなり離れている金比羅山火口から虻田町を見渡す。硫黄の匂いの噴煙と陥没した道路が池となり生々しく当時を思い出させる。自然のダイナミズムにたゆまぬ…

ブレイブ・ストーリー

宮部みゆき原作のアニメーション。崩壊している家庭、子どもが子どもらしくない現代。子どもの世界で自分を捨ててでも守りたい仲間がある。R.P.Gのような展開だが主題はしっかりして考えさせられるものがある。

瞬発力

キリアンのNDT所属の湯浅永麻ワークショップをみる。若くてしなやかでキレのある動き。緊張と弛緩だけではなく、緩急のある素早い動作で肉体が瞬時に変化する。まるで立会いする武術のような動きがある。ヨーロッパダンスの今を感じることができた。

三丁目の夕日

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ALWAYS 三丁目の夕日 通常版 [DVD]出版社/メーカー: バップ発売日: 2006/06/09メディア: DVD購入: 2人 クリック: 157回この商品を含むブログ (563件) を見るコメディであるが、少女も男の子もかわいいし、泣かされる。吉岡秀隆も堤真一も薬師丸ひろ子も好演。…

闇の穴

闇の穴 (新潮文庫)作者: 藤沢周平出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1985/09/27メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (7件) を見る川にまつわる物語。絶えず移り変わる人生の無常をたとえられる川の流れ、そして、江戸の生活そのもの。川と橋のあ…

秘太刀馬の骨

藤沢周平作品。このままでも映画になるなあと思いながら読了。 剣の達人を探りながら、熾烈に繰り広げられる藩政へ暗闘。 蝉しぐれをDVDでみたら読みたくなる藤沢ワールド。

クラッシュ

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クラッシュ [DVD]出版社/メーカー: 東宝発売日: 2006/07/28メディア: DVD購入: 3人 クリック: 96回この商品を含むブログ (314件) を見る今年度アカデミー賞2部門受賞作。 ロスでの交通事故に関わる人間模様がリンクして、 人種差別とすれ違う不条理、人と人…

件の件(くだんのけん)

単独旅行舎チャランポラリズム♭1内田百輭原作の朗読とダンスパフォーマンスを FLEX前の川岸で観る。国本文平君やタムラくんが出て広大ダンスサークルと 即興のダンスを披露してくれる。音楽・アート・ダンス・朗読を融合させた 野外の空間に挑戦する試みは…

三次ピオーネの唄

アルパーク天満屋の1Fフロアで今年の黒い真珠三次ピオーネの キャンペーンライブがあった。ことしから東京に出た笛吹き「こと」 ちゃんと久々の再会。ピオーネの法被を着て唄と踊りも披露してくれた。 東京生活は毎日刺激的で楽しいようだ。「だけ」という…

可視幻想

art

山村浩二アニメーション+原画展が広島市現代美術館で始まった。 手書きの原画(1秒24コマ?)がすべて展示されていると圧巻だ。 空想の世界がひとつひとつの画に魂が吹き込まれて動き出す。 アニメーションも展示されている。 世界的な評価が高い「頭山…

錦帯橋

ある会合が錦帯橋近くのホテルであった。 錦帯橋の架け替え工事を指揮した海老崎粂次さんの話を聞いたあと 330年も前の姿を今に伝える錦帯橋を渡る。 5つのアーチで構成される木造橋。 五感を使っての発想と明日のために果敢に挑戦し 段取り・人組み・モ…

月のしずく

月のしずく (文春文庫)作者: 浅田次郎出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2000/08/04メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (48件) を見る浅田次郎の短編集である。月あかりに照らし出された松林、裕次郎のジャックナイフとあるぜんちん…

蒼龍

蒼龍 (文春文庫)作者: 山本一力出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/04/08メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 11回この商品を含むブログ (15件) を見る山本一力の時代小説は展開が面白い。現代のサラリーマン小説に通じる世界がある。指物師から手代へと…

人形の話

中田千湖バレエシアター公演がアステール大ホールであった。プロローグはいつも不思議で驚かされる。そしてノンストップの95分に様々な人形たちが舞台に踊る。エキゾティックな音楽が流れ、大人や子どもたちが淡い光とともに現れてくる。子どもたちがかわ…

踊りに行くぜ!選考会

広島で5回目を迎える「踊りに行くぜ!vol.7」出場者選考会があった。今回は岡山・福岡からの参加も含め、5組が出場してそれぞれダンスを披露した。40名近い観客の前で、レベルの高いコンテンポラリーダンス作品が揃い、白熱に審査となったようだ。作品の…

東京タワー

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~作者: リリー・フランキー出版社/メーカー: 扶桑社発売日: 2005/06/28メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 445回この商品を含むブログ (1391件) を見るこの本は本屋でよく見かけるが、なかなか店頭から消えないで…

ピカソとモジリアーニ

art

ひろしま美術館でリール近代美術館蔵「ピカソとモジリアーニの時代」展が始まった。100年前のフランスの画家たちが挑戦したキュビスム・シュールレアリズム。レジェ・ミロ・ビュッフェなど様々な絵に出合える感動がある。アルチュール・ヴァン・エックの…

ライブ!

タップイン広島のライブがクラブcreamであった。満員の観客の中、エネルギー溢れるタップとジャズのメロディーで会場は華やいでいる。

懐かしい場所

四万十川の河口の町・下田。中島丈博「祭りの準備」の舞台ともなった所。子どもの頃夏休みに里帰りした場所を10年ぶりに訪れる。そして墓参り。子ども時分の印象と違い路地は狭く遠い場所も近くに感じる。暑い日ざしと海のにおいがする。過疎が進み空き地…

ソロやってる場合じゃない?

ダンスの専門雑誌DDD7月号は見逃せない。森山開次のイラスト「蝉」そして倉敷情熱劇場の黒田育世・近藤良平の対談、コンドルズの稽古場の他、ビジュアル的に美しい写真がいっぱいだ。