ゴリラの話

爆笑問題ニッポンの教養を見た。ゴリラの研究を重ねていらっしゃる京都大学霊長類研究所の山際寿一教授の話。人間と遺伝子が98%同じゴリラは鼻歌を歌うらしい。人間は言葉を持ちコミュニケーションを豊かにしたが、言葉を持たないゴリラは言葉のない世界で親愛の情を表すために顔を近づけてくる。人間では赤ちゃんと母親、恋人同士の愛情表現。鼻歌=音楽のようなもので感情をコントロールする。そして、人間固有の感情表現である笑い=共同体での空間共有意識の表現方法=をも子どもゴリラは持っている。言葉以前の人間がコミュニケーションとして大切にした何かを現代人は忘れ、ゴリラは大切に受け継いでいるようだ。