朱霊たち

雨が降って心から冷える。夕方、2回限り上映の横川シネマで舞踏家:岩名雅記初監督作品「朱霊たち」を見る。
若々しい出で立ちのフランス在住の岩名監督は話からすると60を超えているらしい。
白黒(モノクローム)映画。日本に対するノスタルジーか?
作者が伝えたい概念は理解できるが:少年の夢・閉ざされた心、生と死=呪いと祈り。
自然に向き合いギリギリまで鍛え上げた肉体?肉体、あるいは時間と空間という表現との間にやや戸惑う。
自然の中に立ち池を眺めるワンフレームよりも風邪気味ながら凛とした舞台挨拶での佇まいの方が印象に残った。