半神

FREE_HEARTS2006-04-08

広島の地元で活動する演劇集団天辺塔の公演「半神」を観る。(袋町市民交流プラザ)
萩尾望都原作・野田秀樹脚色。
シャム双生児・らせんの方程式・風呂の栓を抜いて出来る渦・・・90年頃夢の遊眠社版を広島県民文化センターで観た。円形で斜めの舞台に野田秀樹が艶のある言葉の拳銃でバババババっとエネルギッシュに駆け抜けていった。

「この海原ごしに呼びかけて船に警告してやる声がいる・・・」

天辺塔作品はジャズのような雰囲気。ソロありペアの演奏あり息つく暇がない。ライブハウスの空間で飛び出してくる音を待ち構える観客、ソロ演奏が始まりリズムセッションが追いかけ、乗ってきたらアドリブ、ソロそしてテーマに突き進み、やがてクールダウン。
それぞれに個性的だったけど全体で空間を包み込むには長かった。
夢中船版は観なかったけどロックだったかもしれない。