虹の彼方へ

FREE_HEARTS2005-12-03

「あっ虹!」北陸本線で金沢に向う途中に雪を頂く山が見える。近江今津付近を通り過ぎた辺りから、きれいな虹が親子のように寄り添って二つ見えてきた。くっきりとアーチの形をしてこの列車が向う先にかかっている。いい旅でありますように・・・。

金沢に到着。
タクシーで運転手の方から市内の見所を聞き、武家屋敷跡から兼六園を歩く。
なだらかな坂を登り、(砂金が出て金沢の地名となった)金城霊沢から成巽園そして兼六園に入る。雨・霰・晴と狐の嫁入りのように変わる天気にびっくりするが、この時期はこんな天気らしい。広坂口から出てお目当ての金沢21世紀美術館に入る。

21世紀美術館。
円形の建物で広い空と周りの風景に溶け込んでいる。中は白い空間で回廊の先に外の風景がみえる。その途中に空が見える展示室で作品を見る。その隣のガラス越しに別の作品があるが、それは有料展示で迷路のような空間に入らなければたどり着けない。入ってみたい!そんな気にさせる空間演出があった。

「もうひとつの楽園」
北川宏人・深澤直人原研哉隈研吾中村哲也etc
中でも原研哉の水滴の動きをアートにした作品がいい。水玉が踊るように空間を楽しみくるっと回って消えていく。作品名「TSUKUBAI(蹲踞)」