阿佐ヶ谷スパイダース「悪魔の唄」

21日の福岡公演が地震で急遽中止になったため福岡のお客様も駆けつけ、この23日広島アステールプラザで千秋楽を迎えた。
素直で気負いのない長塚圭史(第4回朝日舞台芸術賞受賞)の演出。出演者は阿佐ヶ谷スパイダースレギュラーメンバー(30歳中心)に小島聖・伊勢志摩・吉田鋼太郎らベテランを加えセリフ・演技もまとまって空きさせない!
セットは2階建ての洋館、昼と夜の変化が窓からのぞく森の緑と照明で演出される。
笑いも洩れるノンストップ3時間にわたるステージ。
終戦60周年を意識した設定だが、戦争反対を声高に喚くでもなくホラータッチで見終わった後じわっときて「生命」「永遠」「愛」を考えさせられる。