酒席での陽気な大騒ぎのこと。社会批評家イヴァン・イリイチがこの言葉に新しい命を吹き込んだ。世の中には人間を操作する社会制度とコンヴィヴィアリティな社会制度がある。操作型は強制し意図的に操るタイプで企業活動をはじめ交通政策や教育・医療制度にみられる。一方コンヴィヴィアリティな制度とは、自由参加でネットワークと共同作業を促し、持続的に個々が独立して連携する制度で、今でいえばNPOのようなもの。
文化産業の拡大にはこのようなネットワーク効果が求められ、障害となる資格や料金の制度を抑制すべきである。(2005・2・1日経新聞「産業文化力が拓くNO.20」)
9)