広がるコンテンポラリーダンス

FREE_HEARTS2005-01-30

福岡市文化芸術振興財団の機関誌「わ」vol.24が届き、「広がるコンテンポラリーダンス」の特集を読み、福岡市が積極的にアートをサポートし展開している姿勢がみられ、広島市との違いを感じる。
たしかにコンテンポラリーダンス自体まだファン層に広がりが小さい。
社会的認知力や経済的基盤も弱いという現状認識ができる行政が消極的て支援しないのも当然だろう。しかし、今の世の中で生じている様々な出来事からカラダによるコミュニケーション能力の大切さが求められているように感じる。音楽にあわせカラダを動かしたり声を出したり自由に表現することを通じて子供たちが自ら感性を解き放す。そして社会とつながる表現力としてコンテンポラリーダンスの可能性をサポートすることは同時代の社会そして未来を担う子供たちにとって必要なことである。
既存のダンスの価値観に挑戦するかのような広島の「身体表現サークル」。(残念ながら広島市でのサポートはないが)思わず笑いが出てしまうけど、ちょっとアートな感じ?いいじゃないか、真剣にみんなを笑わせたんだから・・・。
近藤良平さん黒田育世さんなどとともに「鍛え抜かれたカラダと技を駆使」しないダンスだと桜井圭介さんの「下川端町ダンス教室・紙上編」。
ほか年々各地に広がりを見せる「踊りに行くぜ!」を制作しているJCDNの佐東範一さんの想いが伝わる「コンテンポラリーダンスの魅力と可能性」、「企業が支援する理由」アサヒビール芸術文化財団事務局長の加藤種男さんの心が感じられる興味深い特集がある。