「道化師の蝶」「共喰い」

芥川賞受賞作掲載の文藝春秋3月号を読む。あの会見をした田中慎弥「共喰い」は「血と骨」みたいな真剣さはないが、悲劇そして不条理。円城塔「道化師の蝶」銀線細工の網で捕まえる蝶と言葉のパッチワーク「テレビの伝説」そして「予言の書日本の自殺」いずれも読み応えある890円。