フォントデザイナー

FREE_HEARTS2010-11-06

ブックスひろしま2010(一箱古本市)まちづくり市民交流プラザ4Fでフォントデザイナー鳥海修(とりのうみおさむ)さんの講演を聴いた。多摩美を出て写研そして字游工房を鈴木勉と片田啓一と設立。今回は「水や空気のような文字を作る」と題して書体の話と実際に「め」の文字を墨と筆で仕上げてみせてくれた。macのヒラギノ20300字5書体も鳥海氏の作品である。藤沢周平を組む書体=游明朝体のデザインコンセプトを決めて読みやすさと藤沢文学のやさしさを表現して十数回修正を重ね仕上げていったそうだ。美しく読みやすい人柄がにじみ出てくるようは時間だった。