おめでとう

「まねして言いました。それからまた少しぎゅっとしました。」
年末年始休暇には本を読もうと決めて買い求めるものの意外に読めない。休み明けやっと1冊。それが川上弘美の「おめでとう」だ。男にはない不思議な感覚に陥れられる。
西暦3000年1月1日のわたしたちへの「おめでとう」。でもこの短編は一瞬の快楽を生きる12編の物語なんです。

おめでとう (新潮文庫)

おめでとう (新潮文庫)