私の男

「おとうさんからは夜の匂いがした」「なにもかもを奪いあう父と娘」第138回直木賞受賞作。著者桜庭一樹さんはテーマを話し合った上で、舞台となる街を想い描き、その上で人物を登場させ、最後にどんな展開にするかを決めるそうだ。この本は2008年から1993年まで6つの章に分けてさかのぼって行く。読み手はどんどんその手法の中に取り込まれて行く。とても衝撃的。
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