アナログのデジタル化

レコードを整理してしまおう!とパソコンでCDにしようと取り掛かる。
とりあえずトライアル版ソフト「サウンドデザイナー3」で挑戦する。レコードの状態が悪いのか、曲の切れ目を無音を感知しない、スクラッチノイズが押さえられない。
別ソフトでスクラッチノイズカットに挑戦してみる。確かにカットできるが音のダイナミズムがなくなるので、そのままにしておくことにする。
条件を整えていざ録音!
レコードは片面20分程度なのでCDに2枚分が記録できる。昔はわくわくしながらレコートをジャケットから出して、ライナーノートを読み、20分間ステレオの前に座り、じっくり聞いていたものだ。
ところがである。今回20分PCとステレオの前で懐かしみながら音楽を聴き、裏返して20分、そしてまた20分*2回・・・作業となると20分単位でPCとステレオの前に戻らねばならぬ。買い物に出かけるのも、本を読むのもテレビを見るのも20分以内。これは結構きつい。結局1日中格闘することになってしまい、ぱちぱちとスクラッチノイズのあるCDが7枚できた。
JAZZの名盤をネットで検索すると2千円程度で入手可能である。時間に追われ、満足に音楽にも浸れず日が暮れる。アナログメディアは時代とともに消え行く運命かもしれない。しかし、時間を楽しむプロセスは、CD80分より20分レコードの方が性に合うようだ。