空港にて

村上龍の短編集。コンビニや駅前・カラオケルームなど普段何気なく使っている場所が舞台である。人の表情や動きのディテールを細かにスケッチしながら、やがて主人公の心の中に入り込んで、存在の背景とここにある現実を描きながらも、ラストは希望のドアが開く予感がする。

空港にて (文春文庫)

空港にて (文春文庫)