アイリッシュダンス
強烈な足踏みのリバーダンスで注目のアイリッシュダンスが感動を与えるのにはその歴史にある。12世紀アイルランドはイギリスに支配される。その後数百年にわたり侵略と弾圧、そして抵抗の歴史をもち民族楽器などアイルランドの伝統的芸能が一切禁止される。人々は家の中でひっそりと歌を口づさみ足踏みで踊りを子孫に継承していった。そして、今に伝えられるダンスはあのように大地を揺り動かすエネルギーを秘めていった。
伝統的なアイリッシュ・ダンスは、民家や村の公民館で行なわれるような、日本でいう盆踊りのようなもの。アイルランド国内でも人気なのが「セット・ダンス」と呼ばれるグループダンス。たいていは、2〜4組の男女のカップルダンサーが1セットになって踊る。ひとりで踊るソロダンスには、ゲール語(アイルランド語=ケルト人の言語)で“オールド・スタイル”という意味をもつ「シャン・ノース(Sean Nos ※ゲール語のつづりでは「o」の上にアクセントマークがつく)」や、ほうきを使って踊る「ほうきダンス」、家畜用のドアの上で踊る「ドアダンス」などがある。 「あなたが知らない素顔のアイルランド」のページより。詳しくは英語タウンのアイルランド・ダイアリスト山下理恵子さんの『アイルランドでダンスに夢中』
- 作者: 山下理恵子
- 出版社/メーカー: 東京書籍(株)
- 発売日: 2006/12/14
- メディア: 単行本
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